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移月 

Je prie pour ton bonhrur ~ A―MEN ~
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ハナアソビ

              -詰んで
 
                  
撫でて-

慈しむように



                           


                       独りで咲いた花のよう

                                今宵星を見上げて



                           
風に吹かれる





                      -焦らして
                          
戯れて-



                                      野ざらしのまま



                  -嬲って
                      
接吻して-


                                    弄ぶように



                               -姆いて
                                 
  
濡らして-





            ―――そして散って逝く定めなら
                なんて美しい終焉でしょう

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この世は灰色 ~泣かないで~

曇天の空から落ちるう雫は
とてもじゃないけど多すぎて
僕の掌じゃ受け止め切れない


この世はハイイロ


      ― 染まった世界 ―


愛されたかった誘拐犯と
孤独を知らない殉教者



          ―――そのどちらが黒で白?




笑いながら人を殺せるモノと
泣きながら人を生み出すモノと



            『 どっちが残酷? 』



結局ね、世界はハイイロ



   ク ロ ヲ ア イ ス
      シ ロ ヲ ア イ ス



・・・結局どちらかに染まりきったモノなんてないのにさ。




 きっと本当にワルイモノなんてないし                            
   だからホンモノノヒカリなんてのも、ないって知ってる





クロイロ シロイロ
      交じり合って


この世はハイイロ



それでもきみが、黒を愛するのなら

僕は君を愛す


例え君が、白を愛するようになっても

僕は君を愛す



この世はね?
ハイイロだから。


なら、僕は君を愛す。




それは、ボクガボクダカラ。



                             だから、ねぇ。
                                 
 泣かないで。

カクレンボ

                         ―――ジリジリと。


 

やけに白々しい太陽が心の泉を干上がらせて
   
              くっきりと陰を刻み込んだ


 

              僕等は臆病者

 

 



                  僕達は紛い物のネオンの住人

 

 

                                街灯に集う蟲

 



他人を陥れなきゃ存在できない世界で

    それでも僕ら身を寄せ合って生きている


             
―――傷を舐めあいながら、微湯(ぬるまゆ)の中で

 

                                       光舞い降り闇は招かれる
                               
闇は単独でも存在できるのに

 

            
          花が散った後でも

               闇は遺るから…


   
                     人が居続ける限り

                    永遠に消え去る事等ないのだろう

 




               だから、綺麗に嘘をつく
                     
赤い紅い、花を咲かす

 

 

 

                    
           
闇の中でも輝く嘘を、君に贈る

 



砕けた硝子の様に





      ― 君と僕のHaidoSeek ―

 

 

 

君を惹きつけて



          …刻み付ける

笑顔の傷で君が

永遠に成るように

 

            闇の中で、眠らせてあげるよ

 

 

 


                 易しいだけの光は君を解かすから…

                   束縛と云う微湯で、緩く君を愛そう

 

 



生成り

地面に落ちた
   インクの様な黒いシミ


                            黒く 
                              歪んで

                                 滲んで
                               溢れて

                          


                                      零れ落ちる


               墜ちたら
                 染まって

                                         深く
                                          深く
                                            深く。


                   根付いたなら
                     流れに乗って



                                             何時しか流れて・・・



                             見失う。




                                            昏い 冥い 闇い Cry ・・・



飼いならしは獣
   闇を巣食う魔物



         胸の虚に風が過ぎる


                                         轟々と
                                     囂々と・・・


                       ―――ゴウゴウと・・・。



     見せ掛けだけは立派な虚像
        薄闇を呑み込む深き漆黒


                                                      世界はまるで色で溢れかえって
                                       その陰影は広く深く

                                 ・・・染まることは簡単で。
            

                      抜け出すのは息せぬコトと同じ事





綺麗でいることこそ、本当は難しいものだから。
                         
           願わくば・・・


                              
                “ 貴女は私のように成らないで。 ”




わざと、闇に染まろうとしないで。



                                 時に正論は自分を切り裂くけれど


                痛みに慣れて嗤うよりは・・・
                       弱さを隠す、弱さよりは



         傷を隠さない強さで
            弱さを笑い飛ばせる優しさで





                                    その純粋な涙で

                           黒いシミさえ漂白しよう。



                        痛みさえ感じぬように成る前に
                             分厚い瘡蓋を何度も剥いで
                    血まみれに成りながら
                                キラキラ輝いて



大人として生きる時間よりは、子供で居られる時間は短くて
過ぎなければその大切さは分からないものだから。

完全に失う前に
 
             
                                       キラキラ輝いて・・・。

“ サミシイ ”

    
―――なんて。


口に出したら溶けてしまいそうだから。


ただ、声と引き換えに貴方と居たいと思ったの。



                        ただ、側に居て。



その声を、聴いて
その笑顔を、感じて
その、仕草を見て




                           ただ、側に居られたら、それで良かったんだ。



愛することを
  知らずに居た

誰も、教えてはくれなかった



       ― キラキラ ―




降り積もる
  貴方への想い



愛し方を知らない
貴方の側で



       ― キラキラ ―



ただ、与えるのが愛だと思った
ただ、優しく・・・接することが愛だ、と



                                     ・・・思ってたの。



                   愛され方を知らない私は。


ただ、
貴方に優しく
貴方のために
貴方の側に・・・。


                            ―――それが私の愛で。




それだけが・・・
  ただ、ソレこそが。



            全てだった。





    エ             独            デ
タ                                                                      
 ト             マ
       イ                リ                                  モ  ・・・
                                                                                                                                                                     
              
                                 
                                    


                              “
                               嬉
                                 し

                               い

                               ・
                               ・

                                ・
                                
                              ”





                                           なのに



一度口を開けば貴方に愛を求めてしまいそうで・・・。



                                                             私は魔女に声を売ったんだ。
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