移月
Je prie pour ton bonhrur ~ A―MEN ~
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夏宵
想われるより
想う関係を
ずっと続けていたんだ
擦り切れて
疲れ果てた
汗を掻いた麦茶のように
生温く
夏宵の
――― 焦がれる“幻” 。
たった一人を
愛しすぎた所為
君しか見えない
私の所為なの・・・
消えてはくれない
真夏の蜃気楼
判ってるんだ
愛されるほうが幸せだって
暖かい波のように
たゆたうだけの毎日が
陽だまりのような
不確かなまどろみが
涙も出ないほどに
――― きっと ―――
穏やかさをくれる事
それでも消えない無機質の残像を
まるで親だと刷り込まれてしまった小鳥の様に
何度もないて、勝手に傷ついて
叫んで、ぼろぼろになって
ふと得る水を浴びて簡単に息吹を吹き返し
嗚呼
そうやって、絶えるまでずっと・・・
この闇からは、抜けることはないでしょう
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