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移月 

Je prie pour ton bonhrur ~ A―MEN ~
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かわず

無理やり拡げていく
許容範囲に

比例して曖昧になっていくのは
“自分”という形なのか・・・



ただ時が来て
籠の中から“追い出された”
それだけなのに


ソレを、『自由』と呼ぶ



結局、飛び出た先は
さらに大きな“檻”だと云うのに


(否、籠の方が余程『庇護下』という点においてはマシなのかもしれない・・・
自分自身を愛玩動物として善しとしてしまうのならば。




案外、誰も“ホントウ”なんて望んでなくて
実は都合の善いユメを視て居たいだけなんだ


四角く切り取られた
空を見ながら
何時しか大人の仲間入り



寝る間も惜しんで
仕事を熟し
眠る果てには
夢さえ見れない現実が
横たわっているのさ


そして空色をした
曖昧な
鳥の輪郭さえ
見えなくなって


地を這いずりながら
唾を吐くように成る


                                  ―――リセイヲカザスオトナハカワズ
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ウサギコイシ・・・

欲しかったのは
貴方の作った
不細工な人形

貴方に愛でられて
壊されて
生まれ変わるの


片方だけ大きな
赤い眼の兎

大切に護られて
今日も貴方に
愛される



兎恋しや
  乞いしや兎


こんな着飾った兎じゃなくて
貴方にモットアイサレタイの


兎コイシヤ
 請いしやウサギ


私の持つもの総てアゲルから
貴方の愛を私に下さい・・・



望んでも
ソレは光のようで
虚空へ消えるよ

変わりに
この手で摑める者は
マガイモノの愛情


ウサギコイシヤ
  コイシヤウサギ…

                                                      心の核にはアナタが一人
                                                                       今も確かに此処に居て・・・

                               だから私はアナタで出来てる。




幼い顔で笑う貴方は
確かにあの頃私の支配者だったんだ。


記憶の中のアナタを追い越し
私だけが大人に成って往く


           掌を擦り抜けて
                私だけが・・・。



       忠誠を命の重さでしか確認出来なかった貴方と
   アナタの為に命さえ投げ出すことが出来なかった私


             何時しか身体は離れ・・・
        残ったのはこのココロ


                       ココロだけ・・・。


心根に住み着いた
 貴方は何時しか闇となり
深く深く根付いていった


           闇をまぶして尚
        貴方は輝きを失う事無く
            逆に存在を誇示するから


私はその甘い毒に犯され続ける


                           嗚呼
                     薄闇が嗤って手招いている・・・

                        こっちにおいで と。
 
                                      手招いている・・・。



そこ貴方の面影を重ねてしまうのは・・・
私の弱さだろうか?


          
 
その闇こそ
             私の核だとゆうのに・・・



嗚呼
私は蝶の様に

            ―  囚われて
                 溺れたいのか



私の中に潜む貴方が嗤うから・・・
また私は堕ちて逝くんだ・・・



                               私は今日も闇を飼い馴らす
                          そ れ は き っ と 貴 方 で ・・・


                       
だから私は貴方に呑まれる

貴方は、何時も前を向き・・・
       凛と明媚で、孤高でした


或る日
青白く輝く聡明な貴方が
  散り逝く桜花と共に
舞い降りた


貴方は私の側に墜ちて来て・・・


ねぇ?

倖せだけど、哀しくもあったのよ。

 

****************************************

アナタの「一番」は不変

其の為頑なに、他に、自分に接する
               其の事で、自分を、他人さえ傷つけても・・・


変 わ ら な い 、 凛 と し た 瞳 。




黙して、やがて鬼となり


                ―――その刃で私を殺す。



             ヤサシクシナイデ
 アイサナイデ

                   アナタガコワレルナラ・・・



嗚呼
溺れていく
月の雫

***********************************************************

そんな貴方に惹かれながら
          一番を求める矛盾を擁く


                                                        アイサレタイ
        アナタノココロ二
                                  ワタシヲヤドシテ
                        アノヒトイジョウニ・・・


ココロガサケブ



嗚呼
遠く吠える
月の刃


美鬼は気高くあってこそ
             愛されるものなのに・・・





嗚呼
 貴方


私はで何時でも此処待つから
貴方は其処で輝いて居て下さい



冷たい光を放ちながら
 太陽の様な貴方の君を


  何時までも
      何時までも

愛し、貫いて射て下さい


              アナタガスキ
                     ダカラアノヒトイガイ
                     イチバンヲツクルコトナドユルサナイ・・・


タトエワタシデモ


嗚呼
溢れて満ちる
月の涙


貴方が墜ちて来る
  其の度に



私が閨となり貴方を隠すから





力を蓄えたなら・・・



  さぁ、あの方の元へ
          昇って往って

ちぐはぐ釦

『 一番下からかえば上手くいくの・・・。』


 

得意そうに当たり前の事を言う。

 そんな君を笑った時もあったね

 

 

分かってたけど

その最後を見越したくはなかったよ。

最後なんて見えない

そんな道をたどるはずだった僕等は

いつから掛け違えてたのかな・・・。



最初からなのか
       
途中からなのか…。



 

気付いたら僕は最後の一個になっていた

 






相手のいないちぐはぐ釦

その姿を闇で隠して

 

 

 

最後まではまる筈だった君との場所を 

他の誰かで埋めながら

今は見えない君を

感じてる

 







初めて買った携帯で

最初に覚えたのは君のナンバー

なのに今は

090のその先が押せなくなった

 




 

掛け違えたちぐはぐ釦
誰の腕にも馴染めずに

もうはまることのない君との未来を

夢見てる

 



行き場のないちぐはぐ釦

今は闇に姿を隠し 

最後の一個を

持て余す

 

 

 




 

                       そして、いつかは君に出逢う為に・・・。 

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