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移月 

Je prie pour ton bonhrur ~ A―MEN ~
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境界線

覆いかぶさる貴方の熱に

              今でも浮されて


眠れないのに、悪夢を見てる。



                                            ―――もう、ズット・・・。




間中、宙を彷徨う腕だけが「痛く」て
曖昧になっていく
貴方との境界線が・・・。


溶けて
 満ちて

溢れてく・・・。


溢れて
  零れてしまう。


零れて、墜ちて。



掌からスリヌケテイク・・・。




熱いのに


      
                     寒い。
 




誰も、手を握ってはくれないから・・・。
もう、ずっと寒いままで。




魘された、熱の中で

           溶けて。



            やがて、無くなっていってしまう。
                                私が。


だから、今でも求めてしまう。




ずっと



まるで、発情するように。




                                 繋いでくれる、手だけを。



            ズット・・・。

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泡沫

               君の為に、今何が出来る?



  ― 大好きで

        ダイスキで  

           だ い す き で ・・・
。―



でも、僕の想いは、君を困らせるだけだから・・・。






逢いたい、とか。

理由なんて無いのに・・・。
ただ、いつも声が聴きたい・・・とか。


ただの、友達だって・・・知ってるのに。
君には、恋人も居るのに・・・。




        知っていて。

          逢いたくて。


      云えなくて・・・。


気軽に、休みの予定さえ聞けない。
逢っても、最近では息も出来なくて・・・。



            馬鹿げてる、想い・・・。



知ってても・・・もう、駄目で。

 
    僕に出来る事は、もう・・・。
       君とあの人との仲を、観てるだけで。



だって、応援も出来ないから・・・さ。
でも、君の笑顔は見てたいんだよ。


    本当、馬鹿げてる。


君に支配されてる・・・。

            僕が



嗚呼  もうっ。


   むかつくのに。


ムカつく位・・・。

   なんで、君ばかり想ってしまうんだろう・・・。



                               ねぇ。君は今、何してる?  

ALL  I NEED Is LOVE ?

 

 

 

 

「こんな私に

   アイを下さい」

 

―――本当に欲しいのは自我(I)か、粛清(哀)か。

                        それとも・・・。

 

 

悲しすぎてなのか

     悲しみさえ解らない

 

 

「愛して欲しい。」

 

なんて、そんな事

言っても嗤われるだけだろう?

 

 

   嗄れた声の鳥が

鴉のように空を翔る

 

逃げるように

 

   音もなく

 

ソレは、かつてカナリアと呼ばせていた生物(モノ)。

 

 

 

舞う羽は、黄色なのか?

   それとも、もう黒に染まったか・・・。

 

 

 

聞きたくても、聴こえない

心が錆びて、動かない

 

 

灰色の空ばかり映す瞳孔

 

 

 

 

乾いた泉では

   自分の心さえすくえない。

 

 

こんな私をどうか嗤って下さい。

 

 

嗤って、詰って。

どうか心さえ使い物にならないくらい

ボロボロにしてください・・・。

 

全てが飽和した世界で「カサリ

                               幽かな音がした



       


         それはIがどこかへ逃げる音なのか・・・。

 

 

 

―――アナタに私の愛は、必要ですか・・・?

運命

寂しさを突き付けるなら
何故その御身から切り落とされたのですか?


「独りでは生きられぬ」
と
この浅ましき身の上に刻み付けておきながら。

どうして鳴く強さは下さらなかったのか



こうかつ
 泣き、縋る赤子の様な狡猾さを得ていようものなら
今すぐにでも実行に移すものを

したた
言の葉を巧みに操り文を認める常世の御方々の様な
姑息さを持ち合わせていようものなら
今すぐにでも吐露しようものを



だか、生憎私はその術を授からなかったのだ。


ただ、この闇の杜をさ迷うだけで…
嗚呼
もう声さえ出ない。


此処は寒くて痛くて…
終いには野垂れ死んでしまうだろう

そして、私は一度も貴女の名は口に出さず逝くだろう。




それなら、最期まで天を仰ぐのみ。
    声さえ出さず前を射抜き、発とう。


                        きっと、それが定め

久夜

哀しみを凝縮させたように
笑う君が痛くて

痛がる君に気付かぬふりで
廻した腕に力を込めた



僕達は哀しい程別々の物質で出来ているから
抱き合うしか出来なくて…

「込める腕が君を溶かしてしまえば良い」と願いをこめた

            (そして、叶うなら君の全てを取り込んでしまえたら、と…



すればするほど
哀しみが溢れるなら
こんなにも近くには行かなかったのに…


それでも、駄目なんだ
もう離せないんだ。



溢れる程愛すれば君を傷付ける事しか出来なくて・・・。


でも、他に方法を知らないんだ





もう、全てが遅すぎるよ



君を、愛してしまったから・・・。









                           もう、無理なんだ
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