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移月 

Je prie pour ton bonhrur ~ A―MEN ~
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指先

嗚呼

いつも
寒くて寒くて

笑顔の仮面が取れないんだ。


今更


誰にどの罪と罰を押し付けようと


この僕自身が一番罪深く、罰を受けるべきなのだから・・・






白く染まる、息を吐きながら



それでも悴む爪先を甘受する



しだいにじんとしびれて・・・


脳内に甘い疼きが産まれたなら



何も言わぬに眼を閉じて


うすくうすく



白い息を吐くのだ・・・。








この冷え切った指先に絡んであやしてくれる女(ひと)と
薄く笑う僕の奥に踏み込んで壊していく女(ひと)と



結局
どちらも受け入れることは出来ず
結局
どちらも手放すことが出来ない



窒息するか
  呼吸過多か



嗚呼

どちらにしても
この指先が温まることは無いだろう・・・




そして僕は春を蒔く事だけ専念する・・・。
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哀しみの代償

嗚呼
コレは偽りの代償



もう微笑むことしか
出来なくなった貴方なら


私は何度も殺めましょう・・・




散らす薔薇の褥に
貴方を横たえ
冷たい指に
私の熱い指を絡め


何も映さなくなった貴方に

嗚呼
何度も絶望を捧げましょう




貴方は啼けば善い
何度も嘆けば善い




そして取り戻した心なら

私は大切に貴方を抱き
果てましょう・・・。




嗚呼
そして貴方を失うとしても
散りし羽根を仰ぎ見ながら

空の貴方に語りかけるでしょう




もう笑うことしか出来なくなった、貴方なら・・・



心さえ、死んでしまった貴方なら・・・



私は



何度でも、貴方を殺します。


嗚呼

それは、哀しみの代償・・・。

大馬鹿者

いつも
 へらへらへらへら


笑顔で


いつも
 にこにこにこにこ


優しくて


頼りになって
 勉強もできて



スポーツも、出来ないわけじゃない。




いつも


ソコには花が咲いたように



いつも



そこだけ空気が暖かい




そんな『奴』に




嗚呼



『ダイキライ』
なんて


頭叩く女(ひと)が
怒鳴って、怒って
叱れる人が

居たのね・・・。



ねぇ、貴女

好きなんでしょ?


あの男(ひと)が


ダイスキなんでしょう?


笑顔しか見せない
他の人には優しい
本当は不器用で
寂しさを隠し持つ
闇を隠した


あの男(ひと)を。



私?


私は違う。

 

好きじゃない。


ダイスキじゃ、ない



ただ、必要なだけ ・・・。



離せない、だけなの・・・。

私の望む幸せが
あの人を不幸にするのに
願わずには、居られないの

離れられないの。


空気だから。
私の、酸素だから。


私が、あの人を壊すの・・・



だからね?
『好き』なんかじゃ・・・
『愛』なんかじゃ・・・



ないのよ。




ああ

だから


私も

あの男(ひと)も
貴女も・・・




対外『大馬鹿者』だわ・・・。

Poison voice

 

何度も、確認する

 

相手をるその

 

傷をめあう

の様に

 

互いを

そんなフリして

 

塩をり込み

 

 

決して

もう二度と…

れられないように、と。

 

傷をげて…

 

 

 

両手に

薔薇のを…

両足に

鋼のを…

 

 

から、発する…

 

 

逃れる、

 

 

ち切っていく…

 

 

 

 

そして、アナタを…

 



私自身さえ、い詰めて…

 

じわじわと、み込ませていく

 

 

 

 

まるて、の様に…

そして、麻の様に…

 

んで…

 

 

 

 

決して、安心など出来ないこの世界

前も、見えない「」の中…

 

足跡さえらずに…

 

『置き去りのい鳥よ

僕がらしてあげようか?』

 

 

君の惑にされて……

 

 

今、この立ち位置しか無い、私をいて…

 

 

              嗚呼

               溺 れ て く ・・

 

貴方の居ない世界

降りしきる雨は直接僕の心に染みて

身体を冷やしてく

 


 

 

暖めてくれる腕がなくて

 

 

 

 

 

         終いには凍ってしまいそうで…

 

 

 

 

一度も確定的な詞を言えなかった僕は

 

 

いつも君に甘えていたね

 

                    ---キヅケモ、シナカッタ…

 



 

雨はやがて雪へと変わり

 
 

    君の姿を欠き消していく…

 



   叶うなら消え逝く雪のように

 

 

 溶けてしまいたい

 



 

くだらない嘘を並べて

 

 

        自分を騙してもみるけど

 

 

 

 

 

 

降り積もるのは

 

 


 

 

 

           君への想い…

 

 

 

 

 

 

闇に舞い散る


 

 

この白き花びらは

 

              僕の心を埋めるばかりで






 

               
              
             え

                      そ


      う
 
                  も





              ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『冬が終われば、解けるのですか…?』

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 

いつかこの悪夢が醒めるまで…

 
 

            熱の無いこの躯を掻き抱いて

        


眠っていよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吹雪の彼方で瞬く

 

      貴方を想って…

 

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