忍者ブログ

移月 

Je prie pour ton bonhrur ~ A―MEN ~
[22]  [23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

潤愛

胸を射す
この痛みが貴方を想う証なら
これはなんと甘美な眩暈

もう
立って等いられない


ただ
床に平伏して
貴方の恩恵を享受する


しなう躯は舞う蝶
絡む指先は楽園の蛇



共に
さあ
堕ちていこう
貴方が与える痛みより 確かな存在理由等在り得はしない 食いしばった隙間から 零れ落ちる恍惚の音色 刻み込まれた愛の調べ(シンフォニィ) 奏でられる無垢なる狂想曲(ラプソディ) この狂喜 飲み干して嗤う さあ


堕ちようか



























共に




PR

 叶うなら私は空に成りたい。



君だけの、空に。




そして悲しい時は陽を注ごう。

そして心が乾く日は優しい雨を。


そしていつも君を見守ろう。





君が下を見るときも
        私はいつも此処にいる。



暖かく優しく


君を守る空で居よう。



泣きたくなったら一緒に泣こう。


そして虹を見せてあげる。



眠れない夜は、満点の星空を。


羊が千を超える頃には
             君はきっと夢の中。



「 大丈夫。

君の分まで夜を守るよ。

今は安心して、オヤスミ・・・。 」





凛とし、強く


いつも変わらぬ空で居よう。

   



               

                  嗚呼。


                           本当に。


                                              君だけの空になれたら。

Go To The West

囚われの月は
       もう沈んでしまった。




                   悲しみの捨て場所を探し
                          彷徨い人は行く


列を成し
決して群れは成さずに。






    咎を負いし者共の                                 
       行く手を阻むは嘗ての戦友



               黒き布に虚ろを晒し
      枯れ枝ぶら下げ縋り泣く
 



汝ソレを哀れと取るか
          汚物と取るか




其の物達凡てを受け入れし時
         新たに陽は昇るであろう。





「さぁ、進むが良い
      囚われの旅人よ」



 「暁を待たず
 其れ等を薙いで往け」





                緋色の涙さえ乾かぬ儘に。




                                罪も罰も、引き連れて行く
                                          そう、決めたから。

諷盟

                                猫が鳴く



                                         鳥が啼く



                風が凪く



                         月が泣く




アナタが遠くでナいている。




                                 私はいつも茅の中




           猫が哂う




                                  月が詠う




   貴女が嗤う



                                          私が謳う




後はヒトヒラの羽があればソレで良い

華舞

君が歩いた後から咲き誇る花々に
むせ返るように恋に墜ちた。


思い出のフィルムに刻まれる
暖かな笑顔。


今も鮮やかに蘇る。






君に今遭いたくて
会えなくて・・・。

楽しい気持ちを伝えたくて。

見えない何かを掴み取るように
天井に掌を翳すけど・・・。



鏡の中に君は居て。

一欠けらの光さえ霞めて消えていく。




君に触れたくて
摑みたくて。

今でも大好きだって言いたくて。

醜いくらい声を張り上げて謡うけど・・・。



声さえ届かぬ場所に君が居て

君に伝えたい言葉はいつもから回る。



あの日、花に囲まれ眠る君を。
もう見ることは出来ない君のアノ日の姿を。


知れずにいたから。




私のなかで、君は今でも花を咲かせ。
私の中で、君は今でも舞っている。

08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
[11/17 氷雨]
[11/11 氷雨]
[08/08 氷雨]
[08/08 氷雨]
[04/18 氷雨]
忍者ブログ [PR]
Template by repe