忍者ブログ

移月 

Je prie pour ton bonhrur ~ A―MEN ~
[9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18]  [19

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

君色の月

          織り込んだ闇に塗した
                鈍色の紅が
           まばゆく光を放ち



                      紅く熔ける泪
                                   蒼く微笑む月


           ―――君を露にさせる






                       僕が一瞬息を吐く
                       その刹那を
                       永劫に生きる君



君は、僕の月だった
暗闇で生きる僕の
ただ1つの月だった。


                        ただ一つ

                         願い事が叶うなら



              お願いだから
               あの子を幸せにして下さい



照らしてくれた君に
もう夜など似合わない


                            愛しているよ・・・
 
            もう、僕との過去など
               忘れ去らせてあげて
 
                               愛してるよ




                        そして



             君が笑顔を取り戻したなら
                   僕は太陽と溶けよう


                              愛してる




                          君が誰かと歩む未来を
                                 僕は祈ろう
PR

地に足を。

・・・ただ。


 
ただ・・・。
流れに任せるのはたやすい

      腕も足も弛緩させて
            なにもかも任せて・・・。
広い川にたゆたえば

なんて心穏やかだろう

 



ただ。
息をすることはたやすい



     考えなくても息は出来る
     眼を閉じても息は出来る
          寝ていても時は流れる


なんて恵まれている事だろう

 


長く大きく
逆らえない
そんな川で

               ただ。


                             たゆたう事は
          
                      息をする事は


                              こんなにもたやすいのだ



それでも


        引きずる足で
          歩まねばならない



それでも。


       時に口をつむり
          抗わねばならない




                             例え溺れるとしても
                                   もがかねば進まない事もある


深い川なら
上を向いて寝るように
全て任せてしまえば
穏やかに過ぎていく


                                                  例えそうだとしても。




藁を掴もうと
手を探る

引きずる足で
砂利道を歩く
 





                                                その愚かさこそ
                                                    時に必要なのだ



傷だらけの足で
醜き程の必死さで
痣だらけの腕で

 

                               時には川さえ上っていく。







                                             流れに逆らうとしても

         君の愛を計り売りにして
             世界中に届けよう

   


              「愛してる」なんて言葉は
                  君を飾る部品でしか


            無い…無い…無い







                       君が泣くなら
                       僕は君の心に入って
                       心の雲を晴らすのに


                               ねぇ…ねぇ…ねぇ



         君の愛が計り売りされたら
           僕は1番に君に逢いに行こう


        「愛してる」なんて言葉を
         飾りも付けずに君に贈ろう

                     ろう…ろう…


                    
                 贈るんだ。



                    君の愛は世界に広がって
                        どこに行っても
                       君に逢えるだろ?


 
                       君の愛は枯れる事なく
                       誰の心にもきっと響くのさ
                       これはもう愛の泉




            だ け ど … 。





君の愛が計り売りされたら
僕は1番にリピーターになるのさ

僕にとって君は
タバコと同じなんだよ


  
            ねぇ・・・ねぇ・・

               
              
                  

                   ・・・ねぇ?





                                                側に居てくれないかぁ
 
                                                         あ~、ああ
                                                          
 嗚呼…嗚呼…嗚呼



なんて

「愛はお金で買えないのよ」

誰かの言葉



                解ってるからさ
                   十分過ぎるほどに






              だからね・・・。



君が他の誰かに笑いかけても
                                                            僕はそれみて  


                                                   ――― 笑う…笑う…笑う。

ホントノイロ

海は碧
 空は蒼

生命はこんなに青いのに
この身に流るる血はこんなにも紅い



空に恋した海は、夜。
       闇に染まるよ・・・


                           嗚呼
                        そういえば、どういう訳か
                           
                              宇宙から見た地球は青いんだっけ・・・?



夕焼けは空が太陽に染まったんじゃなくて


                赤 橙 黄 緑 青 藍 紫


ただ光の屈折で見える色が変わっただけ




             橙は青色。
                緑は赤。


見透かせないでいる、本物のイロ


人の目で見えなくても世界は其処に広がるのに
赤より前も、青紫の後も、未だ見えないでいる





                           両目で見る
                             見えない世界の真ん中を。


                       脳内で作り出す・・・


それは、当たり前のように習慣化した行為



本物の色なんて無い世界で
君の泪を透明に作ったのは
それが世界唯一の本物だから


                グリーン、レッド、ブルー
                    光の波長が重なれば、白。

                シアン、マゼンダ、イエロー
                       全ての色が重なって、黒。



その、どれにも干渉されずに
世界の色を反射しながら
君の雫がキラキラ墜ちる



                        その一滴に、ホントノイロがつまってる

君は僕の愛する全て

               ただ君だけを
               守れる僕なら良かったのに
     
                            欲張りな僕は…




          弱虫と言われても
             剣は抜けなかった




彼にも愛する人が居るだろう?
君を傷付けた張本人だとしても…
彼にも家族が居るだろう?



          出来損ないと言われても
              僕は剣は抜けなかった




それでも、僕の手で全ては守れないから
せめてでも、声だけは封印した





             愚か者だと笑われても
                僕は剣を抜けなかった



目の前の彼が
僕にとって敵のように
彼の味方は必ずいるから…
どうか、その人には愛されるように願うよ




           馬鹿な奴だと罵られても
               僕は剣が抜けなかった






僕は君だけは守れるようにと
強くなるほど
君が遠くに感じるようになった




            臆病だと知りつつも
              僕は剣は抜けなかった



例えば夜に独り彷徨うとしても


                                             偽善だ、と
                                             絵空事だと…
                                             キレイゴトと



                            わかってるけど
                             僕は剣が抜けなかった





               弱さが優しさの同意語だなんて
                     僕は信じたくはなかった








    例え僕が朽ちるとしても
           僕は剣が抜けなかった




                    その事で君が泣くなんて
                  
             

        ―――  知らなかった ―――





君を守る一番の方法が
僕を愛する事だなんて…



      幸せで、簡単すぎて・・・
            
                          過ぎた後悔






                       僕は、君だけは守りたかった筈なのに…







                 
                




                欲 張 り な 僕 は 。
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
[11/17 氷雨]
[11/11 氷雨]
[08/08 氷雨]
[08/08 氷雨]
[04/18 氷雨]
忍者ブログ [PR]
Template by repe