堕天使と悪魔

“天使は皆平等に愛すもの”

 

愛し方を知らない僕が

君に恋をした

 

 

 

君は愛され方を知らない悪魔

 

全てを遠ざけて生きてきた君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総ては皆のため

 

この目この腕この心

それが全部、君のためのものになる・・・

 

 

 

 

 

 

 

―――犯した禁忌

 

 

 

 

 

 

 

 

閉ざした瞳を開いて君を見つめる

 

この腕は君を抱きしめる為に

この涙は君を癒すため・・・

いつも側に居ると

君は独りぼっちなんかじゃないと

言うための口だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

君を抱きしめるたび

 

瞳開くたび

 

 

 

この腕は焼け爛れて

 

白い翼は朽ちていく

 

 

 

 

 

 

 

いつも共に・・・

 

側に居ると

 

 

 

約束したのに

 

 

 

 

時間はやはり平等で

 

動き出した歯車は止められそうもない

 

 

 

ごめん・・・

    ごめんね？

 

 

 

この僕が、結局君に一番の傷を作ってしまう

 

独りにしてしまう・・・。

 

 

 

空に還る事よりそれが一番怖い

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はもう、君の隣に形として存在は出来ないけれど

 

いつも君を見てるから

 

 

 

 

 

 

 

勝手なお願いだけど

 

下は向かないで

その檻に閉じこもらないで

 

 

 

どれほど痛くても自分の足で

 

どうかお願い歩いていって

 

 

 

太陽は、僕の笑顔

 

この雨は、僕の涙

嵐は僕の怒りで

虹は僕の嬉し涙

 

 

 

君を愛してよかったよ

 

君と出逢えてよかった

 

 

 

誰をも愛する僕は

 

誰も愛せてなかった

最期に君を愛せたこと

誇りに思う

 

 

 

 

 

 

 

だからどうか上を向いて？

 

下ばかり向かないで

涙をためないで

 

 

 

僕が君を愛したように

 

誰かが君を愛すから

 

 

 

だからどうか早く僕を思い出にして

 

 

気楽にね。

誰を呪う、心より
誰かを想う、心が欲しい

自分を好きになってくれる人だけを
好きになれる訳じゃないから
せめて愛したことを誇れるように

そして相手も自分を愛してくれたなら
嗚呼
愛してくれたなら・・・


　　　　　　　　　　瞳を閉じれば見えてくるもの
　　　　　　　　　　きっと多いから
　　　　　　　　　　他の誰より躓く事が多くても
　　　　　　　　　　いつも感じていたい

　　　　　　　　　　一つ一つの道はどれも
　　　　　　　　　　繋がっているモノだから
　　　　　　　　　　総てが身になるわけじゃないけれど
　　　　　　　　　　選んだ道総てが「私」の軌跡

　　　　　　　　　　立ち止まったらそこで終わるね


　　　　　　　　　　ちっぽけな自分が
　　　　　　　　　　少しぐらい何か叫んだって
　　　　　　　　　　きっと世界には些細な出来事で・・・
　　　　　　　　　　だったら、たまには我武者羅になったって
　　　　　　　　　　良いんじゃないカナ


愛したいとか
愛されたいとか
そんな事
深く考える前に両方叶ってる
そんな奇跡

愛して
愛されて
そして笑って

踊ろうか
嗚呼
叫ぼうか

　　　　　　　　　　くよくよ考えるのは
　　　　　　　　　　今日は止めにして
　　　　　　　　　　君に逢いに行って
　　　　　　　　　　二人で騒ごう

　　　　　　　　　　君が隣にいる
　　　　　　　　　　一緒に時を過ごしてる
　　　　　　　　　　それだけで今は良い


失くす事
失う前から心配してちゃ
始まんない
ねぇ


君は今
隣にいるから
それで良いよ
それが総て

　　　　　　嗚呼
　　　　　　今日は歌おう

以心伝心

今、まっすぐ前を向けていますか？
頑張り過ぎていませんか？
無理していませんか？
涙を我慢していませんか？
ちゃんと泣ける場所がありますか？
一人だと思ってはいませんか？


ちゃ ん と 、 笑 え て ま す か ？

本当に届けたいこと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
貴方は貴方のままでいいんです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　頑張り過ぎなくていいんです。
そのままの貴方が好きなんです。
泣きたくなった時の為に私が居るんです。
何があっても側に居ます。

一緒に笑う為に、私が側に居るんです。


 

言葉にしたら、羽が生えて消えてしまいそうだから
ただ、側に居て伝わってることを願ってるよ。


気持ちはね、伝わるものだから・・・

　　　　　　　　　　　表情から、口調から、行動から。


だからこれは、幸せのおすそ分け。
ねぇ、貴方に一番届けたいんだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――届いていますか？

私には何も出来ないけれど
貴方と出会えて、幸せだよ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――伝わっていますか？

それを伝えるために、側に居るよ
笑ってるんだよ。

　　いつも、いつも・・・

言葉にすることは無いけど
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――感じてますか？


祈ってるよ
想ってるよ


貴方が素直に泣けますようにって
貴方がまた、自然に笑えますようにって


　　　　　　　　　　　　　　　　　　貴方が居るから笑える人が、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きっといっぱい居るはず。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　貴方が居ないと、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　泣く人がきっと居るから

貴 方 は 今 、 笑 え  ま す か ？

私らしく。

星が星で
　　　在るように

花が花で
　　　在るように


私は私で在りたいと願う


いつの間にか染み付いている

　　　　　　　「信号が赤なら止まれ」

・・・みたいに。



笑顔が正義のように、世の中はびこっている



笑って無くちゃ
やさしく生きなきゃ

たまには誰かも嫌わなきゃ



・・・置いてかれるね。


そんな、世の中



　　　　　　右も左も嘘つきだらけ




　　　　　誰かを愛せば
　　　　　　　　　どこかで角が立って


　　　　誰かを陥れれば
　　　　　　　　　自分に角が当たる
　　　　　　　


それでも、誰にも傷はつけたくない


・・・なんて。


通用しないような、綺麗事



並べてみれば翌日立派な偽善者扱い


誰かを想う、優しさは
　　　此処ではむしろ諸刃の刃


敵はどこに潜むか判らない



　　　　・・・寧ろ、自分自身かもね！？



愛されるなら
　　　本当の私じゃなきゃ

意味が無い


　　　思っていても


ついついいい子になっちゃう


君の前では。



私が私である為に
　　　まずは強くならなくちゃね



上も下も、見て歩かなきゃ

息も出来ない・・・。


いつか塗りたくった
自分という仮面に窒息する前に




「たまには笑顔の仮面はずして外の空気が吸いたいわ・・・」


素顔の自分が叫ぶから


足元の水溜りも、生きた証




星が星で
　　　在る様に


花が花で
　　　在る様に



私らしく生きよう



・・・せめて、君の前では

君の声

　　　　　　　　　　　　　　　　　君が僕の名を呼ぶ　　

　　　　　　　　　　　　その事で僕はいつも前を向ける




　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　君が僕の名を呼ぶ

　君の笑顔で僕はいつも幸せになる


　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が僕の名を呼ぶ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君のすねた顔で僕はいつも愛しさを知る




　　　　　　　　　　君が僕の名を呼ぶ

　　　　　　　君の涙で僕はいつも強くなろうと誓う


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が僕の名を呼ぶ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が僕に笑いかける
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が傍に居る
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君と今、喧嘩出来る
　

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　――　　君と、今生きている　――




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼

　　　　　　　　　　　　僕は、君なしでも息は出来るけど・・・



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　僕は、君なしでも笑えるけど・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　僕は、君と居るときが一番幸せで




　　　　嗚呼

君が傍に居るだけで、世界はこんなに色鮮やかで

　

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼

　　　　　　　　　　　　　　　こんなに胸が締め付けられるのは


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　柄にも無く花の香りに感動するのは

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼
　
　　　　　　　　　　　　　　こんなに日々が痛いのは・・・




　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・　嗚呼
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――　今僕は、君の名を呼べる





　　　　　　　　　　　　　　　嗚呼

　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・君が今。