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移月 

Je prie pour ton bonhrur ~ A―MEN ~
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イブキ

誰かがついた嘘に少しずつ傷ついて
ココロに張り巡らされた瘡蓋で
やわらかいままのココロを隠してた

癒えない傷は無いのに
瘡蓋の上からレッテルというテープで巻いて
鍵をかけて閉じ込めていた


息が出来ないココロはいつか病んで
窒息して、いつしか死んだ


それでもこの身体はしぶとく生き続け

メッキが剥がれ落ちるように
だんだんとココロの鍵も錆付いて


いつしか隙が出来ていたんでしょう




その隙間から差し込む淡い細い
君の光を
ココロがたちまち吸い込んで

またいつしか息を吹き返したみたい
気づいたら笑ってた


何年かかるかわからない
この傷は一生残るかもしれない
それでも傷が深い分強くもなったみたい


やわらかかったココロはもう戻らない
だけど腐ったココロは土になって
また新たな芽が息吹いた

きっと昔には戻れない
戻らない
だから僕は前を歩く

ココロに大輪の花咲かせ
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孤島

好きな人がいます。
とても大切な人です。
その人は、私にとってかけがえの無い人で・・・
その人にとっては、私はただの・・・。


そんな貴方が、今日も笑ってる


         私じゃない、誰かと・・・。




世界で貴方と二人きりならば
          貴方は私を愛してくれましたか?

世界が百人の村ならば
         貴方は私を想ってくれましたか?



      私 が 私 で な け れ ば

        
貴方は私をもっと見てくれたのでしょうか?

                


   全て架空の世界で少しでも貴方と幸せになる夢を見る。



                                 私が貴方を愛したのは偶然で
                                             必然とも言えて






                 “   貴方が貴方でなかったなら  



                             貴方が、この世界に産まれていなければ
                             貴方がこの国にいなければ
                             貴方が、一年・・・一秒さえ産まれる時間が違っていれば
                             貴方が、違う人生を選んでいたのなら
                             貴方があの日、私と出逢わなければ




       私は今頃、貴方以外の誰かを好きになっていたのだろうか?



 


それでも、今言えるのは・・・


       貴方に出会わなければ
         私はこんな想いを知らなかったかも知れない




       貴方を想わなければ
         私の世界はこんなにも色を持たなかったかもしれない。





こんな大きな世界で、たった一人の小さな貴方。



              全ては、貴方だったからです。



こんなにもすれ違いが多い世界で、貴方と出逢えた。



                          それが今はこんなにも嬉しいのです。


もしもね?
二人で離れ小島に行ってしまったとして。

そのときは私、幸せだけれど・・・。
きっと貴方を幸せには出来ないから。

私が貴方と居て幸せなのは、貴方以外と普段過ごしてるから。




               世 界 が ね ?

        貴方と二人きりじゃなくって良かった。



                                      
本当に、良かった。
 

向日葵天使

真夏の太陽のように
     じりじりと焼ける胸

この気持ちは何ですか?

私の中の夜に触れて“綺麗”と笑った人。

愛する人を裏切った私。
孤独を選んできた私。

貴方はそれさえ見透かした

―――私の中に、誰かがいても良いの?



私を月光人魚と例えた貴方は
        私にはまぶしすぎる向日葵です

まだ、その光に慣れないよ
もう少しだけ、この闇を泳がせて・・・。



貴方はじりじりと
じりじりとこの胸を焼いて・・・


やがて、夜を泳げなくしてしまうでしょう?

貴方はまるで、天使の様
その笑顔で私を見つめるのね
向日葵の先に私は似合わない



いつしか貴方も気付く筈
私では輝きが足りないわ

例えそれでも、良いと言うのなら



どうかお願い、この手をとって?
手の甲に口付けて


今日はちょっと泳ぎ着かれたから
少しは貴方のそばで休んであげるわ



だからね?
今日は私の腕をひいて・・・
貴方の世界に連れ出してね



―――貴方で、溶かして

月光人形

今宵チョコレートのように
メロメロで溶かして欲しいんだ

君の闇ごと僕は奪い去ってあげるから

好きな人に裏切られるのと
好きな人を裏切ること

どちらが不幸なのかな


君の中に居るのは誰なの?


思っても、見えるのは表面ばかりで・・・

「どこがすきなの?」って


やっぱりその性格その笑顔


言ってしまえば時々透けるその心です



冷たい雨もいつか止んでしまうよ
織り込んだ闇もいつか朝に孵るよ


君はいつか幸せにさらけ出される
月光で潤う君の鱗はたちまち乾いて
日陰をどこかで求めるでしょう?



その時後ろを抱きとめるのは僕なんだ

僕しか居ないんだ



もっと僕を夢中にさせてよ
迷いの杜のお姫様?

薄いふわふわの幸せを纏った
悲劇のヒロインは似合わないよ



きっともう、似合わないよ


そしていつかは太陽の下で
笑顔が似合う君に成れば良い



それでもね?
それは今宵は無効にして・・・
世の闇を泳いで


―――君を溶かして

100と10 ~君とあの仔~

君と居れば
    幸せで

僕の全てが
   埋まるほど

心の全てが
   満ちるほど


だから

その幸せは
   あの仔にあげるよ




君と居れば
  僕は幸せで

他に何も
  要らなくなるけど

僕の100は君だから
君が居ないと僕は0だから

僕を望んでくれるなら
あの仔と一緒に居るんだよ




あの仔と居て感じる
      幸せの10を・・・

あの仔が
  選んでくれた僕と

僕がほんの少しでも
  あの仔に与えられる幸福と


君が僕に与えてくれる
        幸せの100を
あの仔に少しでも
        与えられるように


だから僕は
   あの仔を選ぶんだ・・・




そして、ねぇ
僕がからからに乾いたら

君に会いに行くから


そうしたら、お願い
どうか君で僕を満たして


それまでは
あの仔と居るから

あの仔にずっと
   僕を与え続けるから


僕が0になった
   その時には・・・。
     


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