唄

この想いを総て詰め込んで唄にしようか？
離れても、君に届くように

君はちっぽけな僕に神様がくれたプレゼント


大切にしなきゃね



　　　　　　　　　　種を蒔いて
　　　　　　　　　　　水を撒いて
　　　　　　　　雨の日には傘差して？


　　　　　　　　風が強ければ、逢いに行こう
　　　　　　　　　　　　　　　　飛ばされないようにさ


　　　　　　　　時には栄養
　　　　　　　　　時にはムチを

　　　　　　　　　　　　　愛でる様に慈しむ様に
　　　　　　　　　　　　　いつでも、そばでその成長を見届けて
　　　　　　　　　　　　　君の一進一退に杞憂して
　　　　　　　　　　　　　愛する様に抱き締める様に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　僕を注ごう



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、実をつけたなら・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――付けたのなら。


　　　　　　　　　　　その時は、笑ってるから。




　　　　　　　　　　　　　今はか弱き双葉の君が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　僕の手を必要としなくなっても



　　　　　　　　　　　　嗚呼
　
　　　　　　　　そばに居なくても、ね？





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――　君を、想うよ。





　　　　　　　　　　　　　　　　　泣き虫な君に届くように、今唄を届けるから



肩に愛しさを
日差しに想いを
瞼にはヒカリを・・・


　　　　　　　乗せて。



君にいつでも降り注ぐように、と




　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　この唄を、奏でよう


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――　　いつまでも、いつまでも。